朝食講座

なぜ朝食は大切なの?

朝食は一日を元気に過ごすための大切な食事です。
朝食を食べないと、アタマもカラダもしっかりと目覚めてくれません。
脳は眠っている間も休まず働いているので、朝目覚めたときにはエネルギーが足りない状態です。脳はぶどう糖を主なエネルギーにしているから、ぶどう糖の素になる炭水化物(ご飯・パン・コーンフレークなど)をしっかり食べることで、アタマがすっきり目覚めてきます。そして睡眠中に下がっていた体温が朝食を食べると上がってくるので、カラダのウォーミングアップもバッチリです。

少し早起きして朝食を食べるといいね。

理想的な朝食ってどんなの?

せっかく朝食を食べるなら、栄養バランスを考えながらとる方がより健康的。
食品の栄養素はの三つのグループに分けられるので、朝食もこの三つをバランス良くとるよう心がけるのがベストです。

黄

エネルギーとなりカラダを動かす素になる、炭水化物を含む食べ物。シリアル・ご飯・パン・めん類・いも類など。

赤

血や肉となりカラダを作る素になる、タンパク質やカルシウムなどを含む食べ物。牛乳・肉・魚介類・大豆・卵など。

緑

カラダの調子を整え病気をしないようにする、ビタミンなどを含む食べ物。
野菜・果物。

忙しい朝に栄養バランスを考えるのは大変ですが、シスコーンに牛乳をかけて、あとは野菜か果物を一品添えれば黄・赤・緑の三色がうまくそろいます。
忙しい朝食でもなるべく三色そろった食事をとることで、いつもより元気に一日が過ごせますよ。

シスコーンに果物をトッピングすれば、おいしくってバランスもとれるよ!

朝食は健康のためだけじゃない?

調査によると朝食を食べる利点は「生活のリズムがとれる」「体調が良い」「朝、排便がある」という健康的な要素の次に「家族とのコミュニケーションがとれる」という項目が多くなっています。

図:朝食摂取の利点

家族そろって朝食をとることは、家族との交流という点でもすごく大切。
いっしょに食べることで、「顔色が良くないな・・・」「体調が悪いかも?」など、家族のちょっとした変化に気づくきっかけになるからです。
家族みんなそろって朝の食卓についてみてはいかがでしょうか?

家族みんなで食べると朝食がもっとおいしくなるね!

朝食を食べないと成績が下がる?

文部科学省の調査によると、「朝食を食べない子供の方が食べる子供より成績が落ちる」という結果がここ数年出ています。朝食を食べないことで午前中は脳にエネルギーが不足し、集中力が足りない・イライラする・カラダがだるい、といった症状が現れやすくなることが要因の一つかもしれません。

図:朝食の摂取状況とペーパーテストの結果の関係

朝食は脳のエネルギーになるんだ!